コラム

ダッジロードトレックを購入するまで

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ダッジロードトレックを購入してからというもの、家族で出掛ける機会が格段に増え、今では我が家にとってなくてはならない存在となりました。

まるで家族の一員のように大切なこのキャンピングカーですが、実は購入に至るまでの道のりは決してスムーズなものではありませんでした。

夫婦で何度も話し合い、悩み、時には葛藤もありましたが、その過程を経て購入を決断し、今では本当に良かったと心から思っています。

今回は、私たち家族がダッジロードトレックを手に入れるまでのエピソードを振り返りながら、同じように購入を迷っている方や、理想の車を前に一歩踏み出せずにいる方の背中を押せる内容を書いてみたいと思います。

ダッジは家族のパートナー

ロードトレックは我が家の相棒

ダッジロードトレックは、我が家にとってキャンプや旅行の最高の相棒です。

この車のおかげで、ホテルのチェックインや食事の時間を気にする必要がなくなり、自由な時間を満喫できるようになりました。出発時間や到着時間を考えず、気が向いたときにすぐ出掛けられるという便利さは、我が家にとって何にも代えがたい価値を持っています。

しかし、最初から簡単にロードトレックを購入できたわけではありません。

「キャンピングカーはいいけれど、買えるわけないよな…」という思いが頭の片隅にあり、モヤモヤとした気持ちで車探しが始まりました。

そんな中、実際に車を見て、感じて、ロードトレックの快適さに心を動かされました。

今では、この車が家族での特別な時間を紡ぐ大切な存在となっています。

そもそもの購入理由は?

我が家がダッジロードトレックを購入した経緯はいくつかあります。

理由①:ダッジバンに乗りたかった

ダッジバンに乗りたい――その憧れは10年前からずっと心の奥に秘めてきました。

「いつかは」と思いながらも、その“いつか”が訪れることはなく、気づけば国産車を選び続けていました。性能が良く、壊れにくく、メンテナンスも楽な国産車は確かに素晴らしい。

しかし、ある日 新車の納車時に妻から「本当に嬉しそうじゃないけど大丈夫?」と聞かれ、その瞬間、自分の心にずっと嘘をつき続けていたことを思い知りました。

表向きは「うれしいよ」と返事をしたものの、実際は本当に乗りたかったのはダッジバンでした。

国産車の便利さには感謝していましたが、自分が求めていたのはただの移動手段ではなく、心が躍るような一生大切にできるような相棒が欲しかったのです。

理由 ②:キャンピングカーに乗りたかった

キャンピングカーに乗りたい――その夢は20年以上前から心に宿っていました。

それは学生時代、資格試験の勉強に行き詰まり、ふらりと立ち寄った本屋でキャンピングカー特集の雑誌を手に取ったのがきっかけでした。

当時、勉強への意欲を失いがちで時間を持て余していた私は、興味を惹かれるままに雑誌を何冊も購入し、ページをめくるたびに夢が広がっていきました。

「いつかこんなキャンピングカーで旅をしてみたい」と思いを馳せるうちに、ふと「このままじゃ資格も取れないし、キャンピングカーなんて夢のまた夢だ」と気づいたのです。

それからは夢を叶えるため、勉強に一念発起。「絶対に資格を取って、いつかキャンピングカーで自由な旅に出るんだ」と心に決め、努力を続けた青春の記憶です。

理由 ③:妻の仕事の帰宅時間が浮動的

我が家の妻は急性期病院で働く看護師です。

そのため、彼女の帰宅時間は非常に不規則です。

特に、夕方に仕事が終わる予定でも、あと5分というタイミングで入院患者が来ると、そこから業務が一気に増えることがよくあります。

入院受け入れから看護計画の立案、服薬確認、必要に応じた検査や処置、ドクターとの連携、夜勤者への申し送りまで多岐にわたる対応をこなさなければならず、結果として、日勤業務でも帰宅が21時や22時になることも少なくありません。

これが続くと、私たちが旅行などでホテルを予約しても、チェックイン時間に間に合わず宿泊を諦めるケースが何度もありました。

彼女の職業柄、帰宅時間が不動的なのは仕方のない事ですが、家族の旅行の計画にも影響を与えているのです。

理由 ④:休日前夜の時間の有効活用

忙しい日々を乗り越えて、疲労困憊で帰宅する私たち夫婦。

特に妻は、仕事を無事に終えた達成感で「今日はゆっくり休みたい」と思う一方で、私は翌日の予定に胸を躍らせています。

この意識のズレから小さなケンカになることもしばしば…。

ある日ふと妻を観察すると、意外にもテンションが高い様子。

「もしかして、この勢いのまま出かけたら楽しいのでは?」と思い切って提案してみたところ、驚いたことに「この解放感に任せて出かけたい」と賛成の返事が返ってきました。

こうして休日前夜を有効活用して旅行に出掛けてみることに。

すると、翌日の疲れて動けない日に出掛けるよりも、休日前夜の勢いで出掛けた方が、スムーズに休日を充実して過ごせることに気づきました。

理由 ⑤:勤務シフトの完成が直前だから、宿の予約ができない

どこの病院も同じだと思いますが、限られたスタッフで現場を回しています。

そのため、勤務シフトの完成が直前にならないと確定しません。

上司が全員の休み希望を調整しながらシフトの作成をするため、時には直前に変更が入ったり、急な休みの変更が必要になったりすることも日常茶飯事です。

このような状況では、家族旅行の宿を事前に予約するのが非常に難しいのが現実です。

計画が立てられないことに家族としてももどかしさを感じますが、医療現場で働く以上、優先されるのは患者さんのケアやチームの運営。

そのため、仕事が理由であれば家族としても何も言えず、状況に柔軟に対応するしかないのです。

理由 ⑥:犬を置いていけない

旅行の計画を立てても、愛犬たちを置いていくことはどうしてもできません。

ペットホテルに4匹を預ければ安心なはずなのですが、いざ別行動となると、飼い主の心は落ち着かず、犬たちの様子が気になってしまいます。

観光地に到着しても「楽しんでいるかな」「寂しくないかな」と頭から離れず、結局「早めに帰ろうか」と話し合ってしまうのがいつものパターン。

こうして予定していた観光地を周りきる前に帰路に就くことが多々あり、旅行の満足感よりも犬たちへの想いが勝る私たちの家族旅行は、犬中心のペースになってしまうのです。

やっぱり必要じゃない?

そうなんです。やっぱり必要なんです。

夫婦で何度も話し合い、考えに考えを重ねた結果、「やっぱり必要じゃないかな?」「あると便利なんじゃないかな?」という嬉しい結論に至りました。

この瞬間、私の中では歓喜の鐘が鳴り響きました。

なぜなら、妻から「必要=買って良い」という最終的な判断が下されたのです。

この言葉の重みは計り知れません。

何度も妥協して諦めてきたものの、今回だけは違います。

実際に購入するとなれば、夢が現実になるその期待感で胸がいっぱいです。

これからの生活や旅がどれだけ楽しく、便利になるのかを想像するだけで、興奮が止まらない自分がいます。

妻の気持ちが変わらないように…

ここからは、妻の気持ちが変わらないように全力でプレゼン作戦を開始しました。

定期的にプレゼンタイムを設け、具体的な旅の楽しさをアピールすることに全力投球。

「こんなところに行けば、おいしい地元料理が楽しめるよ」

「ここには絶品の地酒があるよ」

「このエリアには有名なスイーツがたくさんあるんだ」と、

食の魅力を軸に妻の興味を引く内容を次々と提案しました。

何度も重ねたプレゼンの効果は絶大で、妻のテンションをキープしたまま、キャンピングカー購入の流れを着実に進めることができました。

そして、努力が実を結び、納車まで約1年かかりましたが、家族みんなの期待を胸に無事納車の日を迎えることができたのです。

まとめ ー 購入して本当に良かった

とんとん拍子での購入には至らなかったものの、振り返ってみれば「購入して本当に良かった」と心から思います。

キャンピングカーが我が家に来てからは、家族でのお出かけの幅がぐんと広がり、宿泊する機会も格段に増えました。

犬たちも一緒にキャンピングカーで過ごせるため、家族全員が安心して旅を楽しめます。

特に車内では、自宅とは違った距離感が生まれ、自然と会話が増え、家族の絆がより深まるのを実感しています。

このように、キャンピングカーでの旅は、家族全員が一つの体験を共有する特別な醍醐味をもたらしてくれます。

巷でよく耳にする「食育」のように、私にとっては「旅育」という新しい価値観が芽生えました。旅を通じて、家族それぞれが様々な経験を重ね、それを糧に成長していける環境を作れるのは、キャンピングカーならではの魅力です。

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