【BLUETTI AC200L】
アウトドア人気で注目されるポータブル電源ですが、種類が多すぎて迷いに迷いました。サーキュレーターの使用やデバイスの充電、それに車内の水道の蛇口から水を出す時には、ポンプを電力で動かして清水タンクから給水します。そのために、ソーラー発電だけでは不安な事も頻繁にありました。電気ケトルを使用した際には多くの電力を消費します。
しかし、今回購入したポータブル電源は、約28kgと重く場所も取りますが、旅先での安心感は抜群。災害時にも使える頼れる相棒です。
今回は、悩んで購入したけれど、買って本当に良かったポータブル電源のお話です。

迷ったポータブル電源
キャンピングカーを購入する前から、ずっと気になりつつも決断できなかったのがポータブル電源(以下:ポタ電)です。
アウトドアブームが続く中、多くのメーカーから魅力的な商品が次々と登場し、容量や機能、価格帯も幅広く展開されています。しかし選択肢が多いことがかえって悩みの種となり、「これだ!」という一台が決められないまま2年半以上が経過しました。
スペック表を見比べても、実際の使用感がわからなければ不安が拭えませんし、口コミも多種多様で判断が難しいものです。結果、何度も購入を検討しつつ踏みとどまることを繰り返していましたが、キャンピングカー購入が背中を押し、ようやく重い腰を上げることとなったのです。
ソーラー発電だけだと少し不安
実際にキャンピングカーで2泊3日以上の旅をしてみると、ソーラー発電だけでは少し不安を感じる場面がありました。サーキュレーター、スマホ、タブレット、そして子どもたちが使うNintendo Switchなど、さまざまなデジタル機器の充電で意外にも電力を消費します。
不思議なことに、充電が必要になるタイミングが大体同じで、家族間でコンセントの奪い合いが起こることも。さらに、プロパンガスを節約しようと電気ケトル(T-fal)でお湯を沸かそうとすると、ソーラーで溜めた電力が一気に減ってしまいます。このような状況では、いくらソーラーで発電しても電力が足りないと感じることがあり、やはりポータブル電源の導入が必要だと痛感しました。特に天候に左右される場面では、ソーラーに頼りきりというのはリスクがあります。
ソーラー発電とは別の電源供給を考えた
キャンピングカーでの旅では、ソーラー発電に加えて別の電源供給方法を検討する必要性を強く感じました。その理由のひとつが、車内の水供給システムです。
私のロードトレックでは、蛇口から水を出す際にポンプが作動し、清水タンクから水を汲み上げてくれる仕組みになっています。しかし、このポンプは電力で動いているため、電力が切れると途端に水が使えなくなってしまいます。
水が確保できないというのは、旅先で非常に大きな問題です。そのため、ソーラー発電に頼るだけでなく、万が一の電力不足を補うためにポータブル電源(ポタ電)の導入が有効だと感じました。さらに、現在所有しているロードトレックをどれくらい保有するかを考えると、ソーラーパネルの増設よりも、非常時には自宅でも使用できるポタ電の方が合理的な選択だと判断しました。災害時の備えとしても使えるため、投資価値が高い点も魅力です。
大きさは妥協するしかありません…
今回購入したポータブル電源(ポタ電)は、正直なところその重量とサイズが大きなネックです。重量が約28kgもあり、ポータブルとは名ばかりで、持ち運びには相当な力が必要です。しかもサイズもかなり大きいため、キャンピングカーの車内に積載してもシンデレラフィットするようなスペースが見つからず、常に置き場所に悩まされます。
特にベッドを展開する際には、夫婦で協力してポタ電を別の場所に移動しなければならないため、手間もかかります。それでも、この存在感の大きさは逆に「電力が確保されている」という圧倒的な安心感を与えてくれます。
旅先でのデジタル機器の充電や電気ケトルの使用時も余裕を感じられ、とにかく心強い存在です。不便さを抱えつつも、この安心感には代えがたいものがあります。
まとめ
キャンピングカーでの旅では、ソーラー発電だけでは電力不足の不安が残るため、ポータブル電源(ポタ電)の導入が不安解消の鍵となりました。
実際に導入してみると、デジタル機器の充電、電気ケトル、炊飯器、ドライヤーなどの家電を使用しても、まだまだポタ電の電力には余力があります。電力が心配なく確保されているという圧倒的な安心感があり、旅の不安は解消されました。確かに今回購入したポタ電は約28kgと重く大きいため車内での移動や設置には手間がかかりますが、それ以上に、旅の自由度や快適さを向上させる頼もしい存在となっています。