コラム

ロードトレックに乗って感じたた5つのこと

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ロードトレックを購入してから、私たち家族は沢山の場所へ出掛けるようになりました。

スケジュールに縛られず、思い立ったらすぐに出掛けられる自由も手にしました。

また、非日常的な出来事は日々の疲れを忘れさせ、家族の絆をさらに深めてくれました。

旅先では家族で沢山の楽しい経験を共有してきました。おかげでスマホの写真フォルダーは笑顔の写真でいっぱいです。

改めてロードトレックを購入したことが、私たち家族にとって大きな転機であったと実感しています。

ここでは、ロードトレックを購入してから得られた5つの大切なことをご紹介します。

全ての出来事が最高の思い出:失敗もすべて肥やしに

初めての左ハンドル運転は、緊張で手に汗を握りながら近所をたった1周して、すぐに家に戻っただけのドライブからスタートしました。

それでも家族で「せっかくだから」とキャンピングカーに乗り込み、草津温泉の道の駅で初めての車中泊を体験。草津温泉でゆっくり温泉とお酒を楽しみ、車中泊ならではの楽しさを味わいました。

そして、年末の大掃除の際には、エンジンから突然煙が噴き出し、どうにもならず途方に暮れたこともありました。

また、田舎道を走っている最中にガソリンが尽きそうになり、エンスト寸前でヒヤヒヤしながらようやく給油所にたどり着いた春の旅行も、今では笑い話です。

書き始めたらキリがないほど、家族でいろんな出来事を経験してきました。

それらは決して完璧な旅ばかりではなく、失敗やハプニングも多々ありましたが、振り返ってみるとそのすべてが最高の思い出として心に残っています。

ロードトレックに乗らなかったら、こんなにたくさんの思い出を家族と共有することはなかったでしょう。失敗も含めて、すべてが家族の絆を深める「肥やし」になっていると実感しています。

家族みんなで初めてにチャレンジ:お金をかける時は妥協しない

年齢を重ねるにつれ、新しいことにチャレンジするのが億劫になっている自分に気づいていました。

近所のジムに行くことすら面倒で、「今日は家でゆっくりしよう」と言い訳をしてしまう日々。

それが、ロードトレックを手に入れてから一変しました。

道の駅を調べたり、どこのオートキャンプ場がいいか情報を集めたり、このアクティビティが面白そうだと家族で話し合ったり、以前はインドアな生活をしていた私たちが、休日を年中アウトドアで楽しむ家族に変貌したのです。

もちろん、初めてのことに挑戦するにはお金もかかりました。

家族で挑戦したSUP、娘と一緒に楽しんだカヤック、初めてのサーフィンに通ったスクール代や安全に楽しむためのウエットスーツの購入など、全てが初めてのアクティビティだからこそ、その都度必要になるものを妥協せずに揃えていきました。

確かに積み重なる出費はありましたが、そのおかげで得られる家族の笑顔や、普段では味わえない特別な楽しさには代えがたいものがあります。

新しい体験を通じて、家族全員で同じ思い出を共有することは、お金以上に価値のある経験です。ロードトレックがもたらしてくれたこの変化に感謝しながら、これからも家族で新しいことに挑戦し続けたいと思います。

“物より思い出”が増えていく:結局のところ棺桶には手ぶらです

昔、テレビのCMで「物より思い出」というキャッチフレーズを見たことがあります。

当時はまだ若かったこともあり、「でも、物があった方が幸せなんじゃないの?」と少し疑問に思っていました。

しかし、実際に家族を持ち、楽しい時間を共有するようになると、この言葉の本当の意味が胸に刺さるようになりました。

最近、特に感じるのは、家族全員で過ごした時間や体験が、何年経っても心に残り、共有できる思い出として私たちを繋いでくれることの素晴らしさです。

物はやがて古くなったり壊れたりしますが、思い出は時間を超えて価値を持ち続け、場所を取りません。

歳を重ねたせいか、「結局、棺桶には物を持ち込めないんだよな」という考えが頭をよぎるようになりました。

その一方で、思い出はどれだけ作っても重荷になるどころか、人生を豊かにしてくれると感じています。

だからこそ、無駄に物を増やすよりも、同じお金を使うなら家族や大切な人と共有できる体験や思い出作りに投資する方がずっと価値があると思うのです。

キャンピングカーでの旅は、まさにその思い出作りの絶好の舞台であり、家族との絆を深める最高の時間を与えてくれるものだと実感しています。

冷静に自分を見つめ直せる:大人になっても自己成長

もちろん、いろいろな場所へ出掛けて楽しい時間を過ごしていますが、その旅のたびに必ず反省点が浮かび上がります。

たとえば、ちょっと余計なものまで買いすぎてしまったな、とか、もっと素直にその瞬間を楽しめば良かったのに、とか、つまらないことで意地を張らなければ良かった、という思いが出てきます。

また、子供に対してあんなに強く叱る必要はなかったのではないか、と後悔したり、旅先でお酒を楽しむ余裕をもっと持てたら良かったな、と思ったりすることもあります。

どうやら私は、自分でも認めざるを得ないほど「素直じゃない」性格のようで、ついあれこれと意地を張ってしまうことが多いのです。

正直、いい大人としては少し恥ずかしい話ですが、こうした自分の未熟な部分に気づけること自体が成長への第一歩だと思っています。

旅という非日常の時間が、冷静に自分を見つめ直す機会を与えてくれているのでしょう。

今後は、自分の課題と向き合いながら、一歩ずつ改善していきたいと思っています。

それもまた、大人になっても続ける自己成長の一環だと感じています。

完璧じゃなくてイイ:100点じゃなくても最高に楽しい

大人になると、若い頃に比べて新しいことにチャレンジする気力が衰えていることに気づきます。

なんとなく面倒、なんとなく億劫、お金も時間も足りないし、たまの休みくらい家でのんびりしたい、そんな気持ちは痛いほどよくわかります。

さらに、いざ出掛けようと決めた時、「どうせなら完璧な計画を立ててその通りに過ごしたい」「せっかくだから色々な場所を回るべきだ」と、完璧を求めがちです。

私自身がそうでした。

振り返ると「こうあるべき」「こう楽しむべき」という”べきべき人間”だったのです。

しかし、完璧を目指すと、予定通りにいかないことに苛立ち、家族と時間の使い方が違うことにストレスを感じ、せっかくの休日が楽しめないものになってしまいました。

そんな自分を変えようと、「流れに身を任せる」ことを心がけてみました。

すると、予定通りにいかないことやノープランそのものを楽しめるようになり、新たなワクワク感が生まれました。

今では「失敗してもいい」「うまくいかなくてもいい」と考えられるようになり、完璧でなくても十分満足できるようになったのです。

そもそも、満点って何を基準にした点数なのでしょう?

家族にとっての満点は、笑顔や楽しい時間であり、それは何も計画の完成度に左右されるものではありません。

子供の頃のように、毎日が何点でも100点以上に楽しく感じられる、そんな生き方を目指していきたいと思います。

最後に:まとめ

ロードトレックを購入する前は、ホテル宿泊とキャンピングカーのどちらがコスト的にお得なのか、電卓を叩きながら真剣に考えたものでした。

しかし、実際にロードトレックを購入してからは、キャンピングカーなしでの旅行がなんだか物足りなく感じてしまうのが正直なところです。

もちろん、ホテルに泊まって贅沢なビュッフェを楽しむのも素晴らしい選択肢ですが、今では家族でロードトレックに乗り込み、自由気ままに旅をする喜びに夢中です。

キャンピングカーならではの移動の自由さや、自然の中で過ごす特別な時間、そして家族全員が一緒に体験を共有できるという魅力が、私たちの旅行スタイルを一変させました。

現在の私にとって、ロードトレックでの旅が何よりの楽しみであり、これからもこの特別な旅を続けていきたいと思っています。

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