3WAY冷蔵庫で快適な旅を実現!アメ車キャンピングカーの冷却設備の魅力
キャンピングカーでの旅に欠かせない設備のひとつが冷蔵庫です。中でも「3WAY冷蔵庫」と呼ばれるモデルは、その柔軟性と実用性で多くのキャンピングカーユーザーに愛されています。この冷蔵庫は、DC電源(車内電源)、AC電源(外部電源)、そしてLPガスという3種類の電力源に対応しており、使用環境や状況に応じて適切に切り替えられるのが特徴です。
それぞれの使用方法について詳しく見ていきましょう。
DC電源で冷蔵庫を使用する方法
DC電源は、車両が走行中に発生する12Vの電力を使用して冷蔵庫を稼働させる方式です。この方法のメリットは、移動中でも冷蔵庫が稼働し続けること。ただし、冷却性能はAC電源やLPガスと比べるとやや劣り、完全に冷えるまでには6~8時間ほどかかります。そのため、DC電源は走行中の補助的な使用に向いています。
DC電源の使用手順
- エンジンを始動します。
- モードセレクトノブを「DC」に設定します。
- 温度調整ノブを「MAX」に合わせます。
- 6~8時間ほど稼働させてしっかり冷却した後、中間設定に切り替えます。
注意点
DC電源はエンジンが停止すると供給が途切れるため、走行中のみの使用が前提です。また、長時間使用すると車両のバッテリーに負荷がかかるため、適切な運用が求められます。
AC電源で冷蔵庫を使用する方法
AC電源は、自宅やオートキャンプ場、RVパークなどの外部電源を使用して冷蔵庫を稼働させる方式です。この方法は、LPガスを節約したい場合や、自宅での事前冷却に最適です。特に出発前に冷蔵庫をしっかり冷やしておくことで、旅先での冷却効率を高めることができます。
AC電源の使用手順
- 外部電源に接続するか、発電機を始動させます。
- モードセレクトノブを「AC」に設定します。
- 温度調整ノブを「MAX」に合わせます。
- 6~8時間ほど稼働させ、その後中間設定に切り替えます。
ポイントと注意点
- 日本のRVパークやキャンプ場では、一般家庭用の100V15Aのコンセントが主流ですが、アメ車キャンピングカーの外部電源プラグは30Aの規格が多いです。そのため、30Aのプラグを15A用に変換するアダプターを事前に用意する必要があります。
- 外部電源の確保ができる場合は、積極的にAC電源を利用することでLPガスを節約できます。
LPガスで冷蔵庫を使用する方法
LPガスを使用して冷蔵庫を稼働させる方法は、3WAY冷蔵庫の中でも最も冷却性能が高いとされています。特に外部電源が確保できない場所や、停車中に利用する場合に最適です。LPガスは長時間の安定稼働が可能で、冷蔵庫内をしっかり冷やすことができます。
LPガスの使用手順
- 冷蔵庫の電源が「OFF」になっていることを確認します。
- ガス器具使用準備の手順に従い、ガスが使用可能な状態にします。
- モードセレクトノブを「GAS」に設定します。
- 温度調整ノブを「MAX」に合わせます。
- バルブボタンを押しながら点火ボタンを10秒間押し続けます。
使用時の注意点
- LPガスの充填ができる施設やショップを旅程に組み込むことが重要です。特に長期の旅では、ガスの残量をこまめに確認してください。
- 走行中の使用はできないため、移動時には他の電力源に切り替える必要があります。
3WAY冷蔵庫の活用ポイント
冷蔵庫を最適に活用するためのコツ
- 出発前夜からAC電源を利用して冷蔵庫を冷やしておくと、効率的に旅をスタートできます。
- LPガスの使用は、外部電源が確保できない場合に優れた選択肢です。特に真夏のキャンプ場では、LPガスの高い冷却性能が役立ちます。
- 冷蔵庫内の霜取りを定期的に行うことで、冷却効率を維持できます。
まとめー冷蔵庫で旅をさらに快適に
キャンピングカーの旅では、冷蔵庫の活用が食材や飲み物の保存だけでなく、旅全体の快適性に大きく影響します。
3WAY冷蔵庫の特徴と運用方法をしっかり把握することで、旅先でのトラブルを未然に防ぎ、より快適な旅を実現できます。アメ車キャンピングカーの魅力を存分に楽しむために、冷蔵庫を最大限に活用してみてはいかがでしょうか?