【初夏限定】夫婦2人だけの“温泉ステイ”を満喫する
5月の終わり。冬の名残を感じさせる山の空気が、少しずつやわらいでいきます。
白根山の稜線を背に、キャンピングカーはゆっくりと草津の街へと入っていきます。
湯けむりと新緑に包まれる、初夏の草津温泉。
ホテルや旅館に任せる“お仕着せの旅”ではなく、夫婦ふたりでゆっくりと時間をデザインする——そんな過ごし方も素敵です。
アメ車キャンピングカーで訪れる温泉ステイは、移動の時間さえも楽しみに変えてくれます。
自由さと癒しが心地よく重なり、旅そのものが少し特別なものに感じられるはずです。
昼間は御座の湯でのんびりと身体を休め、夜は気の向くままに居酒屋へ立ち寄り、上州の味を楽しみました。また翌朝には西の河原温泉でゆったりと贅沢な時間を満喫しました。
そんな何気ないひとときも、自分たちらしい大切な時間になっていきます。
この季節だからこそ味わえる、「温泉×キャンピングカー」の魅力。
草津で過ごす、少し贅沢でやさしい旅のかたちをご紹介します。

新緑の草津温泉
アメリカン・フルサイズのボディを走らせながら、フロントガラス越しに広がる新緑。
まるで一枚のスクリーンを眺めているかのような景色が続き、木々の間からこぼれる光が、車内をやさしく包み込んでくれます。

やがて温泉街特有の硫黄の香りがふわりと漂いはじめると、「ああ、旅に来たんだな」と自然に感じられます。
夫婦ふたりだけの、静かな時間。
ホテルや旅館のチェックインに縛られることもなく、気の向くままに走れる自由があります。
そんなひとときこそが、キャンピングカーで旅をする心地よさなのだと思います。
草津温泉駐車場に停泊
今回の宿泊地は、草津温泉バスターミナル近くにある大型駐車場です。
アクセスが良く、夜は静かで近くにはコンビニもあり、
短期滞在にはとても使い勝手の良いロケーションです。

昼間は汗ばむ陽気でしたが、夕暮れどきには過ごしやすくなり、湯畑までは歩いて約5分を夫婦で散歩。
ライトアップされた湯けむりがやわらかく立ち上る光景はとても幻想的で、
日常をふっと忘れさせてくれます。
その帰り道、車内に戻って夫婦でコーヒーを楽しむ時間。
たとえ旅先の駐車場であっても、そこは変わらず自分たちのリビングのように感じられます。
ホテルのロビーや周囲の視線を気にすることなく、好きな音楽を流しながら過ごすひととき。
そんな時間があるだけで、温泉ステイはより深く、心に残るものになっていきます。
御座の湯
草津には魅力的な温泉が数多くありますが、今回の主役は「御座の湯」。
湯畑の目の前という贅沢な立地にあり、館内へ一歩足を踏み入れると、静かでやわらかな空気に包まれます。
お風呂は男女別で、浴室内はやや薄暗いですが、非常に落ち着いた空間。

木造の浴槽からは心地よい香りが立ち上り、湯に身を沈めるたびに心も体もゆっくりとほどけていきます。
夫婦で過ごす穏やかな時間にもよく馴染み、湯上がりには不思議と体と心が軽く感じられました。
キャンピングカーへ戻る足取りまで、どこかやさしくなるようなひとときです。
居酒屋 水穂(みずほ)

温泉でゆっくりと温まったあとは、地元の味で一日を締めくくりたくなります。
湯畑から少し歩いた先にある「水穂」は、観光客にも地元の常連にも親しまれている、あたたかみのあるお店です。
日本酒とともにいただく料理は、どれもやさしい味わいで、旅の余韻をそっと深めてくれます。

カウンターに並んで座っていると、店主が「どちらから?」とやわらかく声をかけてくれます。
そんな何気ないやり取りも、この場所ならではの心地よさで、自然と記憶に残っていきます。
帰り道、夜風を感じながら、もう一度ライトアップされた湯畑を眺めます。
手をつないでキャンピングカーへ戻るその時間は、静かで、どこか満ち足りたひとときです。
きっとこうした瞬間こそが、旅の中でいちばん心に残るのかもしれません。
朝から西の河原温泉
朝は外気温10℃ほどのひんやりとした空気。
車内でFFヒーターを少しだけ入れ、ゆっくりとコーヒーを淹れます。
アメ車のキッチンで立ちのぼる湯気と静かな音が、心地よい目覚めの合図になります。

軽く朝食を済ませたら、歩いて西の河原温泉へ。
広々とした露天風呂にはやわらかな朝日が差し込み、湯面からは白い湯けむりがゆっくりと立ち上ります。
自然に包まれるような開放感に、思わず深く息をつきたくなります。

「贅沢って、こういうことかもしれないな…」
ふとこぼれたその一言が、この旅の価値を静かに物語ってくれます。
夫婦で“何にもない時間”を楽しむことの意義
温泉地で過ごす一日は、気づけばあっという間に過ぎていきます。
けれど、その中でふと感じる「何もしない時間」こそが、旅のいちばんの贅沢なのかもしれません。

何も予定もない空間で、ただ温泉で湯に浸かり、コーヒーを飲みながら、ゆっくりと流れる時間に身を任せる。
そんなひとときを自然に生み出してくれるのが、キャンピングカーの心地よさです。
ロードトレックの広いソファに腰掛け、窓の外に広がる緑を眺めながら言葉を交わしていると、普段はなかなか話せないことも、ふと口にできる瞬間があります。
何気ない会話の中にこそ、夫婦で旅をする本当の意味があるように感じられます。
これからのキャンピングカーライフについて
今回の旅を通して改めて感じたのは、キャンピングカーは単なる“宿”ではなく、日々の時間や想いを運ぶ存在だということです。

旅先でのささやかな発見や、地元の人とのふれあい、そして夫婦で静かに過ごす夜——そのすべてを、自分たちのペースで味わえるのが魅力だと感じます。
次は初秋の軽井沢にするのか、それとも雪景色の志賀高原へ向かうのか。
行き先を決める時間さえ、楽しみのひとつです。
大切なのは、「ふたりでどこへでも行ける」という自由があること。
その何気ない価値が、これからの旅をより豊かなものにしてくれるのだと思います。
まとめ
初夏の草津温泉は、夫婦でゆっくりと過ごす旅にぴったりの季節です。
やわらかな新緑と湯けむりに包まれる時間は、日常を少しだけ遠ざけ、心を穏やかに整えてくれます。

温泉に浸かり、地元の味を楽しみ、ただ静かに流れる時間に身を委ねる
——そのひとつひとつが、自然と心に残る体験になります。
そんな場所をアメ車キャンピングカーで訪れることで、旅の楽しみ方はさらに広がっていきます。
派手な観光や特別な演出がなくても、ふたりで過ごす時間そのものが、何よりの贅沢に感じられます。

夫婦ふたりだけの温泉ステイ
その時間に寄り添う存在として、これほど心地よい旅の相棒はないのではないでしょうか。