Spring Trip

【足柄SA】旅の始まりは、少しだけ悪いことをしている気分だった | 初めての2泊3日、家族で迎えた深夜の集合場所

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あの日の風景 | 2024.3.29

今でも不思議と鮮明に覚えています。

ただ、足柄サービスエリアのことを覚えているわけではなくて、

あの日の空気感というか感情を覚えています。

ロードトレックを購入してから初めての本格的な2泊3日の旅。

行き先は伊豆・下田。

楽しみでした。

でも同じくらい不安でもありました。

何が必要なのか分からない

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今なら分かります。

あれは要らなかった。

これは持っていけば便利だった。

でも当時は何も分かりません。

キャンピングカー旅の経験なんて全くありませんでした。

だから、

とりあえず思いつくものを全部積み込みました。

必要そうな物。

使うかもしれない物。

使わないかもしれない物。

ロードトレックの収納はどんどん埋まっていきます。

まるで遠征にでも行くような荷物の量でした。

深夜のサービスエリアは特別な場所だった

足柄サービスエリアへ到着したのは深夜0時半頃。

驚いたことに駐車場は多くの車で埋まっていました。

みんなこんな時間にどこへ行くのだろう。

そう思いながら空いている場所を探します。

昼間のサービスエリアとはまるで違う景色。

大型トラック。

深夜の照明。

静かなざわめき。

どこか非日常の空気が流れていました。

娘のひと言が忘れられない

その時です。

娘が窓の外を見ながら言いました。

「なんか夜に出掛けるって悪いことしてるみたい。」

私も妻も思わず笑ってしまいました。

でもその感覚はよく分かります。

子どもの頃、

夜遅くまで起きているだけで特別でした。

家族で夜中に出掛けるなんて、もっと特別でした。

本当は何も悪いことなんてしていません。

それなのに、少しだけ秘密の冒険へ向かうような気持ちになる。

娘は、その気持ちを見事に言葉にしていました。

旅は目的地に着く前から始まっている

当時の私は、

旅は観光地に着いてから始まるものだと思っていました。

でも今は違います。

旅は出発した瞬間から始まっています。

荷物を積み込む時間も。

忘れ物がないか確認する時間も。

深夜のサービスエリアで仮眠する時間も。

全部が旅です。

むしろ、そういう時間の方が後になって思い出に残ることがあります。

初心者だった私たち

あの頃の私たちは、まだ初心者でした。

キャンピングカー旅の正解なんて分からない。

何が必要なのかも分からない。

それでもロードトレックに乗って出発しました。

不安もありました。

期待もありました。

そして少しだけ冒険でした。

今振り返ると、足柄サービスエリアは単なる休憩場所ではありません。

私たち家族にとって、

キャンピングカー旅が本格的に始まった場所だったのだと思います。

そして娘のあのひと言は、今でも家族の思い出話の中で何度も登場します。

「なんか夜に出掛けるって悪いことしてるみたい。」

たぶんあの日の私たちは家族は

少しだけ子供に戻っていたんだと思います。

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