Spring Trip

【茨木県】平井海岸前キャンプ場 | 何もしない贅沢

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あの日の風景 | 2024.4.28 – 4.29

潮の香りが残る夜、何もしない贅沢を知った

大洗サンビーチでの潮干狩りを終えた頃には、体のあちこちに心地よい疲労が残っていました。

海風を浴びながら歩き回り、泥だらけになって笑い合った一日。

本来ならそのまま帰路につくところですが、この旅にはまだ続きがありました。

今夜の目的地は、事前に予約していた平井海岸前キャンプ場です。

潮干狩り帰りの車で道路は大渋滞。

本来なら1時間ほどの距離でしたが、到着したのは予定より2時間ほど遅れた夕方でした。

それでも不思議と焦りはありません。

ロードトレックの運転席から眺める景色も、車内で交わす何気ない会話も、すでに旅の一部になっているからです。

海のそばで迎えてくれる、新しい場所

ようやく到着した平井海岸前キャンプ場は、2023年にオープンしたばかりの新しいキャンプ場。

派手さはありません。

けれど海の気配がすぐそばにあり、どこか肩の力が抜けるような空気が流れていました。

設備もまだ発展途上という印象ですが、それがむしろこの場所らしさにも感じられます。

整い過ぎていないからこそ、海辺の風景が主役になる。

そんなキャンプ場でした。

シャワールームやトイレも清潔に管理されており、安心して利用できます。

旅先では、こうした当たり前の快適さが意外と嬉しいものです。

歩いて数分、静かな海へ

荷物を下ろしたあと、家族と愛犬たちを連れて海へ向かいました。

観光地の海とは少し違います。

人の声よりも波音の方が大きく聞こえる。

そんな静かな海でした。

ただ歩くだけ。

それだけなのに心が満たされていく。

潮干狩りで賑わっていた大洗とは対照的な時間が流れています。

GWで帰省していた長女も加わり、久しぶりに家族全員が揃いました。

特別なことは何もありません。

でも、こうして同じ景色を眺めながら歩く時間は、思っている以上に貴重なのかもしれません。

頑張らない夜がちょうどいい

若い頃なら、ここからBBQを始めていたと思います。

焚き火を囲み、夜遅くまで起きていたかもしれません。

でも、この日の私たちは違いました。

コンビニで買ったお弁当。

冷えた缶ビール。

少しのお菓子。

それだけです。

キャンピングカーのテーブルを囲み、好きな音楽を流しながら過ごす夜。

海から届く風を感じながら、ゆっくり缶ビールを傾ける。

それだけで十分でした。

年齢を重ねると、「頑張らない楽しみ方」を覚えます。

無理をしない。

予定を詰め込まない。

そんな旅が、今の私たちには心地よく感じられます。

朝の風景に足を止める

翌朝、海岸沿いに並ぶ巨大な風力発電の風車が目に入りました。

ゆっくりと回る羽根。

どこまでも続く青空。

そして海から吹く風。

ただそれだけの景色なのに、なぜかしばらく見入ってしまいました。

旅先で記憶に残るのは、有名な観光地ばかりではありません。

こうした何気ない風景だったりします。

写真には残せても、その時の風や匂いまでは残せません。

だからこそ、心の中に大切にしまっておきたくなるのでしょう。

まとめ|旅は予定より、余白が記憶に残る

潮干狩りで遊び尽くした一日。

渋滞で予定は大きく狂いました。

それでも振り返ると、嫌な思い出はひとつもありません。

むしろ印象に残っているのは、

海を眺めながら歩いた時間。

車内で食べたお弁当。

家族と交わした何気ない会話。

そして静かな海辺の夜でした。

ロードトレックは、目的地へ運ぶためだけの車ではありません。

予定通りにいかない時間さえも受け入れ、旅の一部に変えてくれる存在です。

だから私は今日も思います。

旅の魅力は目的地だけではない。

その途中にある余白こそが、いちばん心に残るのだと。

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